アンティーク小振袖・友禅日本刺繍 ID:66001

こちらの作品は作者は不明ですが、『大彦』を思わせる独創的な美しさが光る逸品。
帯を境に上には藤。下には桜を配し、藤は春霞の中、ゆらりと枝垂れる静かなる美を。
桜は春の穏やかにうねる海を背にゆったりとした動きのある美を。
八掛にまで静かに広がる穏やかな波が、癒しの空間へと誘(いざな)ってくれるようです。
与謝蕪村「春の海 終日(ひねもす)のたり のたりかな」
この句が思い浮かぶような、優しくまろやかな情景を着物にしたような素敵な作品です。
こちらの着物は染に施された日本刺繍の技法も見どころ。
日本刺繍の技法の一つ『ごばん押え』が大変豪華かつ立体感を表現しています。
極上の刺繍技術をもご堪能いただける素晴らしい作品です。

レンタル料 | 100,000円